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旭光学に栄光あれ


第八拾九號◇11/12◇

前項に引き続き、もう少々カメラ関連で言いたいのは、こと当事者でもあるペンタックスについてです。
既に皆さん御承知かとは存じますが、ペンタックス(旧旭光学)はファンドマネージメントに振り回され、HOYA(奇しくも小生のメガネレンズはHOYA製なのだ…)という会社に「敵対的買収」も視野に入れられつつ、挙句の果てには吸収合併され、消滅する事に相成りました。

この旭光学は日本で初めて国産メーカーとしてフィルム一眼レフカメラを発売した会社であり、畏敬の念を持って当該会社を見てきた。小生が高校時分、親父がゴルフコンペの景品か何かでもらってきたカメラ(確か舶来品だったか?)を使用して以来、次に自分自身で購入した本格的なカメラが何の縁あってかペンタックスのESPIOシリーズだった。これをかなりに期間に渡り使用し続けてきて、途中他メーカーを使用したりとブランクもあったが去年念願叶い、ペンタックスのデジタル一眼レフカメラK10Dを手にする事ができた。それだけに今回のリミテッドレンズ購入は喜びもひとしおであり、又、改めてペンタックス(旭光学)ユーザーになったんだなと実感しました。
しかし・・・諸般の事情によって、ペンタックスはその“老舗カメラメーカー”の企業としては一旦幕を下ろすことになった。後の展開は、この新たな“親方”HOYAの胸先三寸に寄るところが大きい。近年では、かの王者ミノルタからコニカミノルタを経て、ソニーによってカメラ部門が移管された例がある。
そのHOYAだが、はっきり言ってことペンタックス内に於いてのカメラ部門に関して方向性としては消極的と言わざるを得ない。一応“ペンタックス”としてのブランドは残すと言っているのだが、これがあまり誠意が感じられないのだ。そもそもHOYA側は何故にペンタックスが欲しかったのか?まったくわからない。光学機器メーカーとしての資質は充分兼ね備えているペンタックス、技術力は申し分ない。その辺のノウハウを頂戴したかったのだろう。カメラもいいものを造っているのだが、如何せん年々価格競争や最新商品リリース間隔が早まっていて採算が取れにくくなってきている上、物量作戦でキャノンやニコンには大きくリードされている。大株主だったファンドもカメラ部門から撤退せよと迫っていた。HOYAもこの流れは重々承知している筈で、これまでのHOYA社長の言動から見ても早晩撤退も止む無しとみている。
小生はもうペンタックスと心中を決め込んでいる。それ故にこの期に及んでリミテッドレンズを購入した。今冬の賞与での使い道が許されるのなら、もう一つ買ってもいい。ある意味自決みたいなものである。それが少しでもペンタックスユーザーとして存在価値の意義を示せるのなら・・・敗者の美学とでも言えば出来過ぎだろうか。

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コメント

老舗のカメラメーカーが次々と、カメラ部門からの撤退や、買収されて潰れていく様をみると、私も悲しさを感じます。

私が35mm判一眼レフカメラに興味を持った頃、カメラカタログに載っていた多くのメーカーの名前を今は懐かしく思い出します。
コニカ、トプコン、フジカ、マミヤ、ミノルタ、ヤシカ、リコー、etc…
私が最初に買った一眼レフはマミヤのDSX1000、次がリコーのXR1000Sでした。

まあ、オリンパス、キャノン、ニコンは元気で残っていますし、コニカミノルタはSONYに引き継がれ元気いっぱいです。
私は、ここ数年でオリンパス、キャノン、ソニー、ニコンの可動液晶モニターの一眼レフを購入しました。ペンタックスは、可動液晶モニターの機種が無いので…。

話がずれてしまいましたが、私は世の中の発展は「物を作ってナンボ」だと思う一人です。マネーゲームなんか、まともな人間のすることじゃないくらいに思う一人です。

この10月1日、ペンタックスリコーイメージング株式会社が誕生しました。リコーも物作りの会社です。ペンタックスの今後を期待したいと思います。

投稿: たんたん(v-tantan-v) | 2011/10/18 03:32

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