鉄道・地域交通

名松線「一部廃止」か?!


第百六拾七號◇10/30◇

みなさん。
「名松線」ってご存知でしょうか?

三重県松阪市の松阪駅と、三重県津市の旧美杉村に属する伊勢奥津駅を結ぶ、東海旅客鉄道「JR東海」の地方交通線です。
線名の由来である“名”とは三重県名張市、“松”は松阪市で、当初の目的は松阪と名張とを結んで、
果ては奈良県桜井市へとつなぐ案もあった様ですが、
結局、名張方面への鉄路は実現しませんでした。
その名松線の一部区間である「家城~伊勢奥津」終点までが、先日の台風被害を受け運休。
そして、JR東海は当該区間をそのまま廃止して、バスに転換すると表明しました。
まぁ名松線はご多分に漏れず赤字続きで、全国の鉄道の中でも希少なタブレット交換が行われる閉塞方式が用いられ、素人目にも人員的に手間隙がかかりそう。
また二度に於いて夜間停泊中の列車が、車止めの不備による“無人走行運転”を起こすなど、当局も早い目に“決断”したかったのだろうか・・・?
いわゆる盲腸線だしねぇ。

日本国有鉄道からJR各社に移行してからというもの、思えば幾多の地方路線が姿を消していったなか、名松線はといえば、路線と並行しての生活道路が未整備であったのと、沿線自治体・住民の路線廃止反対のうねりが激しかった事も大いにあり、また業績は“超優良企業”東海旅客鉄道のいわば“庇護”で生き永らえていたのではないだろうか。筆者の周囲では冗談半分で『同社の節税対策なんとちゃうか?』という話していたが、
東海も一部とはいえ“同社発足以来初”の「路線廃止」に踏み切らざるをえなくなった様だ。

JR東海は、将来の「中央リニア新幹線」建設を自費で賄おうとしている。莫大な建設費用であるうえに、一部外野がルートを大回りさせて自分とこへ繋げろだの四の五のまだ言っている。はっきりいって輩は無視してもよい。
旧自公政権の週末休日に於ける「高速道路原則千円」の政策も少なからず影響があろう。それにも増して民主党の「高速道路無料化」がいったいどうなるのか?
鉄道会社にとっては死活問題ともいえる。

並行主要道路も以前の廃止が囁かれていた頃からいけば随分改善されてきた。また沿線自治体の美杉村や一志町が、2006年いわゆる「平成の大合併」に於いて、県庁所在地である津市に大同団結の名の下に吸収されてしまい、軒並み消滅。嘗て断固として路線廃止の反対に注いだ沿線自治体のエネルギーというか魂たるや、云わば根こそぎ奪われてしまったのかもしれない。
そんなこんなで路線廃止を察するに、さしもの冠たる
“セントラル・ジャパン・レールウェイ”JR東海も、今後を見据えると、徹底的なコストダウンを図りたいが故に、今まで“放置プレイ”だった名松線にも手をつけなければならない。特に輸送量の少ない家城以遠が先般の台風被害で多大な被害で復旧の目途たたず・・・。
不謹慎な物言いだが、東海旅客鉄道としてはタイミング的には「ここしかない」と思ったのではないだろうか。

こうしてみると元凶は、「国鉄分割民営化」をはじめ、「鉄道事業法」の旅客鉄道事業廃止を、政府の許しをえなければならない許可制から沿線の事情関係なく廃止できる届出制に悪化させた事や、また急進的とも思える地方自治体の合併。明らかに公共交通機関に対しての不平等な道路優遇行政が、地方のローカル線を取巻く環境をさらに悪化させ、それが地方の疲弊に・・・ひいては不均衡な“格差社会”へとつながっていると思われる。

名松線沿線は、誠に風光明媚でありながら観光地然としておらず、穏やかで、地元のなくてはならない生活路線としての素朴な旅情が感じられる。伊勢奥津周辺の旧宿場町の風情など味わい深い。
“未成線”となった名張から(まで)を三重交通のバスで、淀川水系の源流ともいえる名張川や旧太郎生村を辿るのも格別。

このまま廃止とは余りにも忍びない・・・。

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おけいはん


第百六拾壱號◇3/26◇

どうも。みなさん
長年に渡り愛された京阪電車の「テレビカー」が廃止されるそうです。

http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK200903250026.html

“役目を終えた”、“時代の流れ”と、でも簡単に言うべきものでしょうかね。
中之島線、当初の見込みほど乗客がいないようですし、それに付随して電車の塗装は塗り替えるわ、某Mい谷の手によって発車メロディは代えられるわ、今まで築き上げた伝統をかなぐり捨てている印象が拭えない。

その中之島に引っ越してきた「某放送局」(当該記事のリンクが大本営発表の張本人なのだが…)は、無理から番組を強制終了させる「言論封殺」とでも言うべき暴挙を起こすし、何かあまりいい事柄がない様な気もする。
この“負のスパイラル”から脱したければ、一刻も早く、九条~ユニバーサルスタジオ方面へ延伸するべきだろう。

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商売の真意や如何に?!


第百六拾號◇3/25◇

まずは、2009WBC優勝!
山田コーチおめでとう御座います!

てな感じで、まだ大々的に報じられております日本代表野球チームの活躍。

と、その中でチト気になるニュースがありました。

酉日本、「西日本パス」なる、JR西日本・JR四国全線と、JR九州の北部地域が乗り放題のきっぷ発売。
弾丸列車・特別急行も乗り放題。

http://www.jr-odekake.net/navi/nishipass/

http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009032500852

上記リンクにも書いてありますが、基本12000円という価格設定からして、定額給付金狙いなのか?
はたまた、高速道路料金値下げへの対抗策なのか?

いずれにしても、二人用から発売というのが何ともいやはや・・・。
あくまで家族旅行やアベック用なのだろう。
Feは一人旅が多いからね。Feだと2日間なり3日間を目一杯乗り潰すだろうからそんな事態は避けたかったのかもしれない。
一般的にはインパクトは大いにあると思うけど、どれだけ使いこなせる連中が世間にはいるかな?
もちろん、Feが徒党を組んで利用すれば、「鬼に鉄道」( ゚Д゚)ヒョエー?だね。

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“さくら”フェニックス


第百伍拾伍號◇2/27◇

みなさん。
いよいよ再来年春に全線開業予定(博多~熊本~新八代そして鹿児島)の九州新幹線。
山陽新幹線・新大阪~鹿児島中央への直通列車の愛称が「さくら」に決まりました!
一度はブルートレインとしてその役目を終えてしまった「さくら」が、このたび伝統の名前が復活なるという事で大変喜ばしいと思います。
また近畿と九州を結ぶ観点から言えば、「なは」の復活の選択肢でも良かったのではないかとも感じます。

その一方で、いよいよカウントダウンの「富士」、「はやぶさ」。
特に「富士」の愛称をこのまま終わらせてよいものだろうか?
そりゃぁ、東京~鹿児島間で大直通弾丸列車を走らせれば良いのだけれど、東海にとってメリットがないからなぁ~やらないだろうね。

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越前Ⅱ


第百参拾六號◇9/28◇

ちょっとチグハグになりましたが、前々回の関連です。

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これも“福井鉄道名物”。
スノーシェルターのあるポイントを通過する200系。

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三国の眼鏡橋にて。元阪神3301形で主に武庫川線を走っていた車両。

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えち鉄の沿線は実り豊かな季節を迎えていました。

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筆者の乗った列車では地元局の取材がありました。“逆取材”敢行!?

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アテンダントさんの懇切丁寧な応対に感服!

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筆者も三国界隈の地図をいただきました。
街中散策に大いに役立ちました。古い木造建築旅館街あり!

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三国芦原線の終着駅三國港駅で佇む。
嘗ては貨物扱いもあり、東尋坊近くまで延伸計画もあったとか・・・。

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越前へ


第百参拾四號◇9/17◇

みなさん。こんばんは(こんにちは)
もう、「このブログの存在を忘れてしまった。」という方もいらっしゃるかも知れませんね。それくらいのご無沙汰です。お久しぶりです。そして本当に申し訳ありません。

さて、今回ご紹介する事項はもう二週間前の事なのですが、「何時の日にかは必ず発表せねば!」と思っていた事柄なのです。
去る、9/5(金)の事であります。
9/15で今期有給休暇が切れるという事で、残り日数が13日あったので消化をと思い、また18きっぷの余りもあったので福井の方まで行く事にしました。更に翌日は江戸での所用があったので福井途中下車~金沢からは夜行急行「能登」にて明くる日早朝に東京・上野到着というプランを立てました。
当地福井へは、「福井鉄道」と「えちぜん鉄道」の旅が目的です。福井は面積も人口を小さな県ですがJR以外にも鉄道が二つもあります!特に福井市は鉄道が集中しています。お互いの電鉄とも非常に個性のある、また味わいのある路線です。
そして、この9/5という日には誠に不思議な巡り合わせがありました。一部では秘境駅よりも凄いと噂の、えちぜん鉄道の仁愛グランド前駅が、臨時開業するという事らしいのです。※詳しい事は「仁愛グランド前」でググって頂ければおおよそお分かりになると思います。
と、言う事であまり駄文をクドクド書いても何なので当日撮れた写真を少し…。

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福井“名物”。比較的大型の電車が正々堂々道路を走行する。この車両は元急行用の福鉄オリジナル。
路面区間の車窓をゆったりクロスシートで眺められるのは全国でもそうはない。

福井鉄道から、えちぜん鉄道へのりかえ

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これが“ある意味”普段のえちぜん鉄道の風景。

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行きしなの乗車途中、通過する何やらホームみたいなところに人だかりが・・・これはいったい?

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そして、帰路途上の鷲塚針原駅では、普段ではまずありえない「臨時列車」との離合・交換。
と、同駅を過ぎるとアテンダントさん(※同えち鉄で昼間運転の列車に乗車してる乗車の御世話や沿線案内をしてくれるお姉さん)がアナウンス。
「この電車は仁愛グランド前駅に臨時に停車します。仁愛女子高校の学生さんが多数乗ってこられますので御了承ください。」

↓えっもしや、この列車が臨時停車とは。これは世にも不思議で凄いところに遭遇したぞ!アテンダントさんも「珍しいですからね(^ー^)v」となぜか笑顔で応対。

↓との、放送が終えたその列車の正面には・・・。



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あの狭いホームに人だかり。そう、先程の人だかりができていた駅名表も何にもないホームが「仁愛グランド前」駅(臨時駅)だったのですね。※えち鉄は公式発表してないが、事実上は認知されている。
この後、車内は学生さんだらけになったのは言うまでもありません。あまりにも一杯で一般客は気後れするくらい・・・。

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本当に珍しい「団体列車」(同車両は元阪神の車体に元南海の台車)。もちろん仁愛女子高校生徒さん専用。

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福井鉄道福武線との接続駅でもある田原町に到着した団体列車。地方鉄道同士の接続駅は全国でも稀少。
風格のある木造の柱で支えられたホームに駅舎も骨董品。仁愛女子高校は福武線の裁判所前が割合近い。路面区間なのですぐに確認できる。
団体列車は、車庫のある福井口へと引き上げてゆく。

どうも話によると、当該臨時駅は年一回の体育祭開催のために学校の最寄り駅田原町から、ちょうどえち鉄の線路に隣接しているグラウンドへの輸送に使用しているみたい。特定(学校生徒・関係者)のお客様用。
とてもバスでは全校生徒を捌ききれず、臨時・団体列車、定期列車の臨時停車を含め対応しているとの由。


田原町からは再びフク鉄へ。今度は途中の市役所前駅側の大名町交差点で分岐する通称“ヒゲ線”で福井駅前へ。
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もう夕暮の福井駅前駅。というよりはまんま“停留所”

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元名鉄美濃町線車両で路面電車タイプ。
暗くてわかりづらいが、地方紙「県民福井」の全面広告車。高橋尚子ちゃんがイメージキャラクター。

また続けれる様にがんばります。

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赤いヤツ


第百廿七號◇6/15◇

まぁ、名鉄はほとんどが赤いのでありますが・・・(^^;

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新旧のコラボレーション。

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諸般の事情により“唯一無二”の編成となった1384F。

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パノラマ紀行


第百廿六號◇6/14◇

どうも久方ぶりです。ちょっと間隔があいてしまいましたね。

ところで、「サマータイム法案」は今国会では提出が断念された模様。
誰も望んでいない法案。もう二度と出すな!

さて、先週中京地区へ。次のダイヤ改正で大幅に数を減らす名鉄7000系パノラマカーの乗車と撮影。
まだ完全引退というわけではないのですが、土壇場になると例の如くFeがウヨウヨと大量発生するので早目にお名残を果たそうというもの。
尚、いわゆる“お立ち台”と言われる撮影名所スポットで撮ったものではなく、独自のルートでの選定した場所ですので、光線の具合や構図がつたない写真ですが、ご覧頂ければ幸いです。

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旧東海道の有松付近。

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数少なくなった快速急行の運用。

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折り返しでのスナップ。

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パノラマ展望席でのサイドビュー。

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五条川橋梁にて。7001Fトップナンバーを後追いにて撮影。

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こちらも行く末が心配されるパノラマスーパー。

また小まめに出来る様がんばります。

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力強く挑む


第百拾七號◇5/13◇

さて、皆さん。
前回に引続き「関西本線」非電化区間シリーズです。
今回はいよいよ佳境に!これから峠越えに迫ってゆきます。

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護輪軌条が備えられた線路を進んでゆきます。
これを昔は、蒸気機関車が♪えんやぁこーら、と登って行ったのですね。

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なにやら並行して赤錆びた線路が近づいてきましたよ。

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“加太越え”の中腹地点で有名な「中在家信号所」
ただし、現在は運行本数が減り、スイッチバックは殆ど使われていない様子。

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25パーミルという勾配。SLや一昔のディーゼルカーは大変だったと思います。
ただ、あの【キハ58】の[ガラガラガラガラゴゴ~]という、けたたましいエンジン音は、「如何にも峠を登っているぞ!」という実感が物凄く湧いたというのも個人的には強い残像に、思い入れがあります。

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かつて数多くの優等列車が運行されており、花形路線だったのです。しかしながら今はゼロ・・・。
【キハ75】とは、非電化区間の“最後の砦”だった「急行・かすが」の名残ですね。
嗚呼、「急行・大和」。再び発進せよ!某東京都知事が大喜びするぞ!

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まもなく非電化区間の終点「亀山」に到着。
紀勢本線の起点。なんですが、こちらも国鉄伊勢線(現・伊勢鉄道)に「特急・南紀」や「快速・みえ」を持っていかれて・・・。“かすが”の廃止で優等列車は1本も来なくなりました。

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広い構内に転車台が残されていました。
おそらく蒸気機関車時代の機関区の名残でせう・・・。

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ご多分にもれず、ひっそりとした駅前。

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やっぱりカメヤマといえばローソクですよ!
量産の暁のSHARPなど、[亀山]を語るには百万年早いわ!

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関西本線と言えば、やっぱこれ!「名古屋~大阪・湊町間」複線電化を!全線走破の優等列車運行を!

シリーズ完結です。
最後までご覧いただき有難う御座いました。m(_ _)m

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兵どもが夢の跡


第百拾六號◇5/12◇

さてもって、フォトブログの様相を呈してきましたが、
普段と変わらずマイペースで、ごった煮で参ります。

今回ご紹介するのは、先日行って来ました。
「関西本線」非電化区間の加茂~亀山です。
まったくもって時代から取り残されております。
ある意味、前項の「喧騒から離れて」に通じるものがあります。

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近畿では桜で有名な「笠置」。
駅周辺一帯に咲き乱れておりました。

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無骨な鉄橋。(木津川橋梁)
ですが、長年に渡り鉄道を支えてきた重鎮です。

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アンティークな感じにも見えるトンネルポータル。
これも年代物であり骨董品。もしや「関西鉄道」の遺産?

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当該関西本線の非電化区間は単線で、平常は単行かピーク時でもせいぜい3両編成くらい。
並行する道路はトラックなどトラフィックが活発。それに名阪国道という主要幹線がありますからね。

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「大河原」

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「島ヶ原」

駅構内の広大さが物語るように、その昔は貨客列車共に相当の長大編成で運行していました。
ホーム真ん中だけ段差がありますね。今はそれくらいの両数で十分だということです。
恐らく中抜けの空き地は、貨物列車の待避線だったのでせうね・・・。

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草津線との接続駅でもある「柘植」。
歴史の経緯から言えば“兄弟同然”の草津線に電化を先に越されて・・・。
風格のあるホーム上屋。国鉄型113系電車が停まっています。カボチャ色GJ!!

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この線路配線。まだまだジャンクションの証しです。

#峠越えは次回お送りします。

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